彫刻の部屋 TOP

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 このような形の抽象の場合、四方八方からのデッサンを描きながら頭の中で形を造り上げ、
複雑な場合はエスキースをつくったりもします。それでも形を追っていくうちにデッサンから外れ
大幅な形の変更が余儀なくされます。

その時に困るのが粘土を支える為の心棒が修正の障害になったり、粘土を削っていくうちに
表に出てしまうことです。

この作品は高さが1.2メートルくらいのものですが、人体用のアングルを主軸に10番線のナマシ針金を
4本束にしたものを骨組みにしました。心棒は粘土の重量に耐えうる最低限のものにし、大きな形の
変化に対応できるよう心がけています。


2006

anima

W:40  D:40  H:140 樹脂彩色 2006年