ずいぶん前のことですが、ワンマンカーのバスに乗ったとき、その運転席横にある塗装の落ちた料金入れに
妙に目がひきつけられました。
長年人の手に擦れ、塗装が落ちて金属がつるつるにむき出しになっているのを見て、なぜか味があるなと思ったのです。
手荒い感じで造形し、ペンキで彩色しようと思い立ち、動物にそのモデルとなるものを探したら、
マンドリルの顔になってしまいました。
フランス パリのオルセー美術館の入り口にサルのブロンズ彫刻が展示してあり、そのお尻が赤いペンキで塗られて
いました。たぶん悪戯でしょう。