レリーフは光の方向に大きな影響を受けます。
当然、制作中は色々な角度から光を当て陰影を確認しますが、主となる方向はありません。
光の方向で表情が変わることから、ひとつのレリーフで何枚もの絵画に匹敵するとも言えます。

石膏は壊れやすい性質がありますが、光に対して精妙な陰影を宿し、微妙な形の変化も伝える
優れた素材でもあります。

胎内の発生間もない胚を勾玉にして表し、その左に胎児を聖母のような形で配置しました。

W:290  H:240  石膏 1981年


母 子 anima


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