70年代、美大に在籍していたころ隣接する上野動物園に行き、
日がな一日、動物のスケッチをしていました。
モデルとなったライオンは、確かキングという名前の非常に大きく
立派な雄ライオンでした。

ライオン 

W:150  D:140 H:80 石膏  1975年

おやすみ

ライオンの彫刻  

屋内でその声に遭遇すると、地面が震動するほどの響きに
多くの人は愕き、思わず後ずさりしてしまいます。
スケッチを終えたあと、その声を聞くのが何よりの楽しみでした。

動物園のライオンは夕方、運動場から寝室に移されると、仲間と連絡を
取り合う為に凄い声で咆哮します。
ライオンの咆哮は自然の驚異のひとつと思えるほど感動的です。

彫刻の部屋 TOP

TOP PAGE

作品は静岡県三島市の某幼稚園の玄関に置かれましたが、
もう、壊れて存在しないと思います。

制作が終わった日、近所のスーパーから豚肉を買って檻の前に行き、
飼育係の目を盗んでモデルのお礼に食べさせてやりました。