王様と道化師
樹脂彩色 2014年
メイキングの詳細
「制作現場 2013年9月23日付 ライオンフィギュア」
ほぼ等身大のライオンの頭部とツキノワテリムク。
粘土での制作に約3ヶ月、樹脂に置き換える作業に2ヶ月、彩色に5ヶ月ほど掛った。
リアルな彩色をする計画は最初からあったが、義眼や髭などの計画はなく、制作途中で
思いついた。
義眼を入れる場合は、あらかじめ義眼の形を用意して粘土の段階で嵌め込んで成形すべき
ところ、後回しになった為に目許と義眼の形をフィットさせるのに苦労した。
髭も彩色が進んだ頃に植毛を決定。他の部分がリアルになるほどにそれが無いと不自然に
なった。
従来の彫刻の領域から外れた、フィギュアか立体造形になってしまったが、自分にとって、
作ってみたい方向のひとつではあり、やり慣れない技術も必要になり面白い制作となった。